患者様、ご来院の皆様へ
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の終息と今後の対策について
1、VRE感染問題の終息について
当院におきまして、昨年10月にVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)の院内感染が発生して以来、その感染対策に継続的に取り組んでまいりました。
現在までに判明いたしましたVRE陽性患者数は累計50名(入院される前にすでに陽性であった方を含みます。)となっています。50名の方は全て保菌状態であり、VREが原因による感染症の発症は認めておりません。対策の結果、今年9月の1名を最後に、新規陽性患者の発生を認めておりません。このため、当院の感染対策委員会で協議の結果、当院におけるVRE感染問題は終息したものと宣言いたします。
患者様並びにご来院の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけしました事をお詫び申し上げます。
2、今後の対策について
しかしながら、当院において受診されているVRE陽性の患者さんは、いらっしゃいます。又、今回の調査からも、普通に生活されている人の中にもVREを保菌している人がいることから、引き続き感染予防策並びにVRE監視体制(入院時検査)を継続してまいります。